LTG MUSEUM
2002年設立当時にサイト運営の原則として記したもので、現状からは遠く離れている部分も有りますが、現在もこの原則に基本則っているので掲載します。(2021 Jan.)
SITE POLICY
サイトの方針について
ここでは、当サイトの方針について記します。
この方針は私の私見に基づく、プライベート画像サイトのひとつのモラルスタンダードとして掲げます。
現実にはこの基準より厳しく考えているサイトも緩く考えているサイトもございますが、
各自がおのおののスタンダードを明らかにすることが、一律的で古いメディアを手本とする法よりも重要と考え、当サイトでは以下のことをポリシーとします。
1 掲載画像の選択
当サイトは、ホームページでも説明の有る通り、飽くまで個人のコレクションを基にしたもので、権利者の許諾を得て公開しているものではありません。
ただし、「前文」にある通り権利者が権利を行使していないものに関しては、インターネットのマス・コミニュケーションとは異なる性質を鑑み、文化の保持を目的とした非営利の範囲の公開は可能だと考えます。
しかしながら、権利者の商権を妨害することは私の本位ではないので、次の条件を満たした素材からのもののみを公開しています。
雑誌類の場合
発売期間、或いは、発行日の過ぎたもの。
写真集・単行本等の場合
絶版或いは、版元切れの状態であることが確認できたもの(新刊での入手が困難なもの)
広告類の場合
該当キャンペーンの終了或いは、キャンペーンガールの交代が確認できたもの
これらのもののうち、現時点で実質的に権利者が権利を行使していないものは、既にパブリックな知識になったもののある種の隠匿状態と考えます。
いわば「商品」から「資料」に移行したものとして当サイトでは公開していきます。
但し個人サイト故、情報収集には不備があると存じますのでこのポリシーにそぐわないものを発見した場合は御連絡頂けると幸いです。
逆に現時点で新品等が入手可能なものに関しては、「インフォーメーション(INFORMATION)」コーナーで積極的に紹介していき、シーンの活性化の一助としたいと思います。
従って「インフォーメーション」コーナーで紹介されているものからの公開は、原則行わないとお考え下さい。
同一素材が現在入手可能な過去の物からの公開も行いません。
例外は現在販売等されてるものの方が、明らかに小さくトリミングされている場合です。
純粋な紹介・批評・報道の目的では、それらの素材を使う場合もありえますがその点は御了承をお願いします。
2 モデル選択の基準
トロピカルブームの時代を知ることの出来ない若い世代の方に、簡単に時代背景を紹介します。
1970年代の海外旅行自由化の頃から、近場のリゾート地として、ハワイやグァム、国内では本土復帰した沖縄などが人気を博していきます。
70年代は今から比べれば、かなり南国志向が強かったのです。
それとシンクロして、70年代前半から、ぽつぽつと水着アイドルの萌芽のようなものがみられはじめます。
水着アイドルには、一般的な日本人が貧弱なボディラインが多かったことも有り、ハーフや現地のモデルが多く使われました。
そして、76年のアグネス・ラムのブレイクをきっかけに、今でいうグラドルのスタイルが確立され、80年代前半くらいまで、ブームは続きます。
80年代にはいると空前のアイドルブームが訪れ、トロピカル系モデルは全体に廃れていきます。
そして、89年の田島都・星野麗子(かとうれいこ)の登場以降、純日本人のグラドルが常識となり、再び水着アイドルの世界が強力に展開していくのです。
また、キャンギャルとしてからはレースクイーンの世界が生まれました。
当サイトでは、70~80年代の代表的なトロピカル系グラビアモデル・キャンペーンガールを中心に日本人でも実質的に彼女らと同等の活躍していた時期の有る人たちを紹介していきます。
90年代以降では、「グラドル」を全て紹介するには、膨大になりすぎるうえWEB上には彼女らを紹介する素晴らしいサイトが星の数ほど存在するので、ここでは数少ないトロピカル直系のテイストを持った人のみ紹介します。
3 技術的な面での取り扱い
そもそもコレクション自体が古いものが多いので、オリジナルのコンディションは全体に良くありません。
殆ど全てに傷の修復とごみの消去が行われていると考え下さい。
それでも、修復しきれないものが多々あり、今後の課題としたいと思います。
また各画像自体は時代を超えて楽しめるものと私は信じているので、なるべく元々の写真に近い雰囲気を再現したいと考え、コピー・キャプション等の文字の消去、複数ページにわたるものは連結処理をしております。
当時を振り返りたい方の希望には添わないかと思いますが、御了承下さい。
力不足のものは御指摘いただければ、再レタッチしていきたいと思います。
画像のサイズですが、ネット上の画像は、どうしても「小さい」という不満があると思います。
私は力の及ぶかぎり大きな画像を提供していきたいと考えているので、殆どの画像を300dpiでスキャンしている私の場合は、縮小率・1辺が 50%程度を限界と考え、またモニター上の現実的な画像サイズの限界は1600ピクセルと考えたので、各画像サイズは、長いほうの辺が1600ピクセルを 上限と考え大きい順に1600/1280/1024/960/800/640で基本的に合わせてあります。
そのためファイルサイズが大きくなってしまう点は御了承下さい。
4 クレームの取り扱い
わいせつに関しては、全て日本国内で合法的に販売・公開されたものを基にしているので全く問題ないと思います。
また、ヌード画像には別に成年者確認の入口を設けています。但し、あくまで本サイトでは、ヌードは取り扱いますが、ポルノグラフイーは取り扱いません。
権利関係は、これから大きな問題に発展する可能性が強いので、私の方針を明記しておきます。
まず、肖像権者・著作者・版権者の3者に権利が有ると思います。
その内、権利は人権に直接関係ある者から保護されるべきだと私は考えるので、意見が異なるときには、肖像権者・著作者・版権者の順に権利が有ると考えます。
サイトポリシーに則った展示物に対する各者からのクレームの対応を以下記します。
肖像権者からのクレームの対応
一番守られるべき存在だと考えます。が、芸能活動は公人としての活動なので、生命の危険でもないかぎり、その肖像の存在したことを否定することは人々の記憶を裏切ることとなり出来ないと考えます。
但し自己の肖像を積極的に使って表現されることを考えている場合は、当サイトとしては応援していきたいと思っています。
著作者からのクレームの対応
多くは撮影者です。当サイトで掲載されている画像の使用拒否しつつ、自ら公開しない場合は、社会的な損失と考え、何がしかのメディアでの公開を求めていきます。
また手段が持てない場合は、何らか応援方法を共に考えたいと思います。
版権者からのクレームの対応
既に販売していない作品を権利があるからといって私的サイトでの非営利の公開を拒否した場合、版権者は、本来果たすべき文化的社会的使命を果たしていないと考え、該当物件の有償無償を問わず何らかの形での公開を要求します。
この一線は常に戦い取らないと、私たちの様々な文化を伝えていくことが実質的に企業の恣意に委ねられることになり、私たちの社会・文化を支えているもののひとつが崩壊してしまうでしょう。
2002.8.25初稿 イシイハルタISI-HARTA